<3つの禁忌に注意して叱ろう>
- 他人のいないところで叱ろう
ときどき公衆の面前で子どもを叱っている人がいますが、これは子どもの自尊心を傷つけてしまうのでやめましょう。人前で叱られても、子供は恥ずかしさで頭がいっぱいになるだけで効果も期待できません。
- 過剰な言動はやめよう
人格否定・過剰な警告・被害者のふり等はやめましょう。たとえば、「バカね!」「動物と一緒だね!」「今度やったら足を切り落とすよ!」「きっと将来後悔するよ!」「あなたのせいで白髪が増えた!」などの言葉や、「泣く」「物にあたる」などは明らかに言いすぎ、やりすぎです。子どもの自信・自尊心・自己肯定感を失わせる原因にしかなりません。
- 具体的な理由を伝えよう
「何がどうしていけなかったのか」「次はどのように改善すればいいのか」を具体的に、かつ、簡潔に説明してあげましょう。「ちゃんとして!」では大人も子どもも動けません。
1,2で紹介した言動を「心理的虐待」といいます。自分では気が付いていない親御が多いです。ご家庭に問題を抱えている方は今一度振り返ってみてください。「愛情」はそのままぶつけてはいけません。子どもが受け取れるように「加工」して与えましょう。いくら栄養豊富なジャガイモでも、そのまま出されたら食べられないのと同じです。
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